牛歩更新です。
そして今日から実は私、入院なのです（笑）
物心がついてから一度も入院したことがなく、ましてや手術や全麻なんてTVの中の出来事だったのですが、とうとう経験する日がやってきました。どうなることやら・・・。しかし仕事も忘れてゆっくりと何もせず気ままに過ごしながらPCに向かえるなんて、ある意味幸せです（笑）ちなみに退院予定は11月18日。勿論病院を出たら書店に直行しますよ。


では黒執事133話の感想ですが、なんとなく心に闇を抱えているような兄が印象的でしたね。弟に対する所有欲というか依存というか、自分が心地いい環境を手放せない性格の側面が改めて描かれているなぁと感じました。そしてこの側面がファントムハイヴ家の階段から弟を見下して、怒らないから言ってごらんといったあの表情に繋がっていくのか…とも思え、私は少し背筋が寒くなったりもしました。。

「やっぱり僕はファントムハイヴ伯爵になるしかないんだね」

兄は伯爵になりたくないというよりも自分に選択肢が無いことにイライラしてたのかなと私は解釈しましたが、皆さんどんな風に捉えましたか？兄からすれば、弟はとても自由だと感じていたのかなとおもいました。弟は将来なりたいものになれて、なりたいものを見つけ遠くない将来、自分のものを離れて遠くに行ってしまう。でも自分の将来は決まっていてここから動くことができない。

『僕が我慢してるんだかた、ちょっとくらい我慢して僕の傍にいてくれてもいいじゃん』

もしかしたら心のどこかに、こんな感情があったのかもしれないのかしら？

そしていよいよ運命の誕生日、アドベントカレンダーに入っていたのはウサギフェーブでした。フェーブとはフランスの焼き菓子の中にいれる陶器の置物で、幸運を運んでくれるラッキーアイテムです。そしてうさぎは足が速いことから、ヨーロッパなど海外では災厄からいち早く免れる縁起物とされています。この日にこれなのか…。どこまでも容赦ないところがさすがです先生。

次号からはいよいよあの日への言及が始まるのでしょうが、タナカの独白なので全ての真相が明るみになることは無いとおもっています。
双子が誘拐されて、弟が王立病院に黒い執事と一緒に戻ってくるまでの部分は描かれないかもしれないなとも思っています。

でも、どうしてタナカは戻ってきたのが兄ではなく弟だと解ったのかはぜひ知りたい！！

そしてこの山場を、双子の誕生日に向けて持ってくる先生、熊さん、やっぱりさすがです。ありがとうございます。